デロス島

デロス島

記歴史と文化の世界遺産でもあるデロス島はエーゲ海・キクラデス諸島に所在し、古代ギリシャでは聖地とされていました。
ギリシャ神話において、ゼウスとレトとの子、太陽神アポロンと月の女神アルテミスが誕生した地とされています。

ギリシャの世界遺産のデロス島に最初の人類が住んだのは紀元前2000年代に遡り、紀元前1000年頃にイオニア人がこの地を統治するようになります。

紀元前480年頃、アテネとの同盟によって政治・経済が発展し、紀元前2世紀頃に最盛期を迎えましたが、度重なる戦争によって紀元前1世紀頃に廃墟となりました。
その後19世紀になり、フランス人がデロス島の発掘を始めるまで長らく忘れられた土地となっていました。

現在のギリシャ、デロス島には最盛期の頃の遺跡が数多く残されています。
世界遺産の観光地、デロス島へはミコノス島から船で渡ります。
島にはホテル等は無く、宿泊には向きません。
上陸して最初に見えるのがアゴラ、広場です。
遺跡群の代表はアポロン神殿とアルテミスの聖域です。

アポロン神殿は土台だけが残っていますが、アルテミスの聖域には柱が残っており、ここからはエーゲ海を見下ろすことができます。
デロス島で最も有名なライオンの回廊は島の北部にあり大理石製のライオン像が並びます。

現在置かれているのは5体で、全てレプリカです。
本物は後述する博物館に置かれています。
男性器をかたどった像があるのはディオニソスの聖域で、彼もまたこの地で信仰された神の1人です。
劇場近くの住居にもディオニソスの家があり、大理石の柱がいくつも並んでいます。

大理石の柱はヘラやイシス、ヘルメスといった異国の神々の住居にも見ることができます。
ギリシャ以外の神々の住居もあることからもデロス島という土地の歴史を感じることができます。

このデロス島にある神々の住居にはモザイクの床も見ることができ、とても美しいので前後左右上下、どこを見ても美しいです。
神々の聖域の前にはキントス山という山があります。
アポロンはこの山で生まれたとされています。
神が生まれる聖なる池は衛生上の理由により埋め立てられ、現在は草原と化しています。

世界遺産の遺跡の中央に建つ博物館には様々な発掘品が展示されています。
本物のライオン像も並んでいますが立ち入り禁止です。
住宅跡から発掘されたモザイクや、紀元前8~9世紀の壁画がたくさん並んでいます。
また、神々をかたどった像も数多く、アルテミスやアレキサンダーなどがあります。
神殿には胴しか残されていないアポロン像の足も展示されています。

交通・宿泊に難があるので優先して行くようなところではないかもしれませんが、古代ギリシャ文化を語るにはなくてはならない遺跡がたくさんります。
ギリシャに旅行に行く際には考慮してみるといいかと思います。
お勧めの時期は春です。
遺跡はところどころは花畑になっており、春には野花で黄色く染まります。
期間はとても短く貴重なので、見たら感動することは間違いないでしょう。